AIフィールドパートナー ― AIのよろずや AI活用ガイド Vol.4

経営の悩みの、壁打ち相手にする

経営の悩みは、社内では話しにくい。同業には、なおさら。AIなら、いつでも・何度でも・誰にも知られず、考えごとに付き合わせることができます。答えを出させるのではなく、考えを整理させる使い方です。

1

もやもやを、そのまま話す

結論も、きれいな説明もいりません。頭の中にあるままを話してください。矛盾していても、愚痴まじりでも構いません。

たとえば、こう話しかける

考えを整理したいので聞いてください。古い機械の入れ替えを迷っています。買い替えると借入が増える。でも直しながら使うのも限界が近い。息子に継がせるかどうかもまだ決めていなくて、それ次第で判断が変わる気もしています。

2

論点を、並べてもらう

ひとしきり話したら、「いま話したことを、論点ごとに整理して」と頼みます。絡まっていた悩みが、「これは設備の話」「これは事業承継の話」「これは資金繰りの話」と、別々の問いに分かれます。

悩みが重いのは、複数の問題が一つの塊に見えているときです。分けるだけで、半分くらい軽くなります。
3

選択肢と、判断の材料を出させる

論点が分かれたら、「それぞれの選択肢と、判断に必要な材料を挙げて」と続けます。選ぶのはあなたですが、何を比べれば選べるのかが見えてきます。足りない情報(見積もり、返済シミュレーションなど)も、ここではっきりします。

4

決めたことを、宣言して締める

最後に、「今日はここまで整理できた。次は○○を調べる」と自分の言葉で締めてください。壁打ちの成果は、答えではなく次の一歩が決まることです。

便利技

「あえて反対して」と頼む

考えが固まってきたら、最後にこれを試してください。「この考えに、あえて反対の立場から意見してください」——AIが、あなたの計画の穴や見落としを、遠慮なく指摘してくれます。

社長の考えに正面から反対してくれる人は、社内にはなかなかいません。耳の痛い意見を、いくらでも・角を立てずに聞けるのは、AIならではの使い方です。反論に耐えた考えは、それだけ幹が太くなっています。

このガイドの、いちばん大事なこと